特集コラム Vol.6

Column Vol.6

一人ひとりの能力、個性を活かせる
働きがいのある職場づくり(2)

ロジスティック事業部

一人ひとりと丁寧に向き合い、日々声を掛け合うことが、強いチームを育てる

ロジスティック事業部
高浜油槽所 物流業務課 課長
加藤 永子
高浜油槽所では、化学品保税タンク計65 基と1,000kl 以上の大容量タンクを36 基保有し、お客さまの荷物を受け入れ、貯蔵し、輸送しています。物流業務課は、お客様からのオーダーを受けて基幹システムへの反映や入出庫に関わる帳票類の作成を行うデリバリーチームと、外航船を含めた入船の受け入れ準備や受け入れ後の作業管理を行うコーディネートチームに分かれ、双方が連携しながら業務を進めています。当社の他の工場との違いは、モノづくりではなく、お客さまの大切な荷物をお預かりして管理する"サービス業"であることです。そのためイレギュラーへの対応も多く、その都度「お客様にとって何が一番良いのか」を考え提案するということを全員が実践しています。また、お客様側の新人教育の相談を受けたり、化学品の取り扱いに関する知見を求められたりする機会もあり、実務以外の面でも丁寧なコミュニケーションを実践し、日々信頼関係を深めています。

こうしたことができているのは、高浜油槽所に"個"を認め合う風土があることが大きいと感じています。もちろん、人それぞれに長所・短所がありますが、それを否定するのではなく、認め合い、補い合うことが自然とできており、だからこそお客様に対してもさまざまな思いを汲んで、最善を尽くそうと考えられるのだと思います。私がメンバーのモチベーションを維持するために心がけているのは、とにかく「一人ひとりを見守る」ということです。メンバーの普段の様子を見て、気づいたときに声をかける。そして、たとえ小さなことでも成長を感じたら言葉で伝える。毎日見ていれば良い方向に変わっていることはわかるので、褒めるというと少し大げさですが、素直な気持ちを伝えることが大切だと思っています。

今後は、業務の効率化と標準化により注力していきたいと考えています。当課は少数で多くのお客さまの対応をしているため、どうしても一人あたりの業務量は多くなりがちで、属人化も課題です。また近年、世代交代が進み経験者が減っているため、イレギュラーなことが発生した際の判断力のトレーニングも必要です。そこで今、書類関係をはじめとした業務の自動化とイレギュラーなことが発生した際に参照できるマニュアルの整備に取り組んでいます。特に自動化は、人の手で丁寧に対応するべきこと、システム化して成果を出すべきことの線引きが難しく、課題は多いですが、一人ひとりが仕事を楽しいと思える環境づくりに向けて挑戦していきたいと思っています。

From Member

飯田 大夢/柏木 絵美/豊永 泰治

コーディネートチーム 飯田 大夢

少数精鋭という部分に魅力を感じ、高浜油槽所の配属を希望しました。思った通り、覚えることは多いですが、任せてもらえることも多いため、成長の機会が多い職場だと感じています。先日、私が担当している入船の段取りで、自分なりに工夫したことがあったのですが、加藤課長が気づいて声をかけてくださり、とても励みになりました。些細なことかもしれませんが、入船のスペシャリストなるのが私の目標なので、余計にモチベーションになりました。

デリバリーチーム 係長 柏木 絵美

加藤課長は、デリバリーとコーディネートの両チームを経験されているため、幅広い視野をお持ちの方です。特にイレギュラーなことが発生した際の対応は、勉強になります。高浜油槽所は、とにかく日々忙しく、チーム内で協力しないと業務をこなせません。プロ意識を持って働くことを意識しています。やりがいは無限大です。一方で、仕事を充実させるためには、仕事以外の時間を充実させることも大切、という風土もある職場なので、私も実践してワーク・ライフ・バランスを保ちながら元気に働くことを心がけています。

コーディネートチーム 主任 豊永 泰治

ロジスティック事業部は、製造業ではなく、サービス業なので、お客様と接する機会も多く、日常的にお客様との関係を維持、向上していくことが私の仕事です。その場その場で臨機応変の判断が求められる場面も多いですが、加藤課長は" アイデアマン"なので、困った時にはヒントをもらいながら、視野を広げる努力をしています。また、良い時も悪い時も、声を掛け合う雰囲気がある職場なので、私も思ったことは素直に言葉にして伝え、良いチームづくりに貢献していきたいと思っています。

感光材事業部

メンバーが仕事しやすいしくみづくりと
個性を発揮できる環境づくりが、強いチームへと飛躍させる

感光材事業部
感光材研究開発部 課長
大澤 陽介
感光材研究開発部の仕事は、半導体やディスプレイの製造で使われる材料の感光材をお客様の要求に応じて供給できるように開発していく仕事。お客様からの依頼を受け、処方を提案してサンプルをつくり、実機でのスケールアップを経て量産化し、安定供給していくまでの一連の製造工程に幅広く携わります。お客様の求める品質レベルを実現するためには、まずはお客様の声をしっかりと聴くことが必要です。また、トラブル対応できる瞬発力、製造現場での設備を知ること、そして根気よく改善していく持久力も求められる仕事です。

感光材研究開発部では一人ひとりが化学者という意識と誇りを持っています。だからこそ、強い責任を感じて一人で思い悩んでしまったり、抱え込んだりしてしまいがちです。そのため私が心がけているのは、「チームで仕事をする」ということです。処方の早い段階から自部門で情報を共有し、役割分担して負荷が偏らないようにすることや困ったときは協力し合うことを指導しています。また製造や製造技術、品質保証、環境安全など他部署を巻き込む体制づくりにも、近年では特に力を入れるようになりました。当社は研究開発を生命線としている会社ですが、独創的な超高品質を供給できているのは、総合力によるものと考えています。研究開発の人間だけではなく、工場全体で良いものを安全に作っていく、そういう文化を育てていきたいです。

一方で、お客様の要求が年々先端系の難しいものになり、品質とともに、スピードとボリュームが求められています。その対策としては、ざっくばらんに意見を言い合えるカジュアルなミーティングの場で解決を見出したり、イントラネット上で情報共有のためのアプリをつくったりと、新しい試みや工夫をしています。特にドキュメントの管理は、これまで標準化できておらず、過去の処方などの欲しい情報がどこにあるか探すところに時間がかかる、というメンバーからの声も多くありました。そこでアプリでデータベース化し、誰もがすぐに欲しい情報を取りにいけるしくみに変えました。

メンバーは実務で忙しいので、しくみをつくることや体制を整えることが私の仕事、と思っています。アプリに関しては、私の場合、ITやプログラムが昔から好きだったこともあるので、そういう意味では、他のメンバーにも自分の好きなことや得意なことをどんどん見つけて、実務に活かしてもらいたいです。仕事というものはマニュアルどおりにはいかないことも多いですし、つまずくこともあると思いますが、守っていくべき文化と新たな文化とをうまく組み合わせて、単に仕事をこなすだけにならないように、それぞれが能動的に、自分らしく、仕事にやりがいを持って、楽しく働ける職場にしていけたらと思っています。

From Member

出水澤 雄太/山田 遥/日比 大治郎

第1チーム 主任 出水澤 雄太

お客様との接点が多く、ラボサンプルから量産化するまでの製品が大きくなっていく姿を見られることにやりがいを持っています。私たちのチームは皆化学者なので、ある程度自由な発想を大事にしていますし、短期的な課題だけでなく、長期的な課題も見越して努力を重ねています。20代、30代、40代のメンバーで世代ごとに知識や考えも違うので、情報をシェアするという意味で、アプリもミーティングも実務に活用できていると思います。大澤課長と一緒にチームの雰囲気を盛り立てていきたいです。

第1チーム 係長 山田 遥

難易度の高い課題をどうにかクリアして、お客様に「御社にして良かった」と言われると、仕事のやりがいを感じます。ただ、そういった難しい課題をクリアしていくには、どうしても時間が必要なので、大澤課長がアプリの導入を進めてくださり、以前よりも時間をつくれて助かっています。また、トラブルが起こった時こそチーム力が大事になってくるので、明るく声を掛け合うことを心掛けています。気持ちを吐き出すことで、頭が整理できることもたくさんあると思うので、皆が相談しやすく、仕事のやりやすい職場に育てていきたいです。

第2チーム 係長 日比 大治郎

研究開発は、「いかに品質とコストを両立させるか」が腕の見せどころです。業務中はもちろん、生活のなかでも考えに考えてヒラメキが得られることもあり、それがうまくいくと達成感を感じます。ただ、そういったヒラメキを得るには過去の履歴を追うことやいろいろな方との対話も大切になってくるので、その機会をつくってくださる大澤課長に感謝しています。また、解決策を示すだけでなく、気持ちの面で寄り添ってくださる方なので、安心感があるという部分も大きいです。頼れる上司です。