社外取締役メッセージ

社外取締役メッセージ

社外取締役の役割について

社外取締役
鳥井 宗朝
コロナ禍や米中デカップリングなどの影響で事業環境は大きく変化しており、企業経営にはこれまで以上のリスク対応が求められています。
また、持続可能な社会の実現に向け、ESG 経営への取り組みを進める必要があります。私は40年以上にわたり電子材料ビジネスに携わってきましたが、「顧客から信頼されるパートナーであること」が成長のカギであると考えています。
このような課題認識のもと、社外取締役として、経営陣が「社会課題の解決や成長に挑戦すること」を促進する役割を果たしたいと思います。具体的には、経営戦略や投資計画に対して客観的な助言を行い、経営判断やリスク対応を監督し、経営の透明性・健全性を向上させることで、企業価値の向上に貢献できればと考えています。

取締役会・コーポレートガバナンスの評価について

社外取締役
松尾 時雄
コーポレートガバナンスコードの求めに従い取締役会の実効性評価、つまり取締役会が期待されている役割をどれだけ果たせているかという評価を初めて実施しました。
当社の経営戦略の議論がサステナビリティ経営つまり中長期的な企業価値向上の視点では、まだ不十分であるというのが最も大きな課題であると認識しています。今後早急に財務面のみならず非財務面も含めた総合的な戦略への転換が求められています。個別課題として挙げられている資本政策、賃金体系、海外展開、新規事業等の課題はこの中で議論されていくべきと考えています。また、取締役会の諮問機関である指名報酬委員会での課題も複数再認識され、更なる議論が必要であると感じました。
今後もときには外部の評価も参照しながら継続的に評価を実施し、ガバナンスの実効性向上に取り組んでいく必要があると思います。