感光材事業

世界唯一の技術で 微細加工の最先端へ

Photosensitive Materials

電子化社会を支えるフォトレジスト材料No1メーカーとして

当社は1970年代半ばに半導体産業にいち早く注目し、半導体回路形成に使用されるフォトレジスト用感光性化合物の基礎研究に着手しました。そして1981年には「ポジ型感光材(PAC)」「ネガ型感光材」の商品化を果たしました。
さらに半導体の微細化に対応して1997年からは「化学増幅型レジスト用光酸発生剤(PAG)」や「化学増幅型レジスト用ポリマー」の生産・販売を行っています。また、2000年に入り「ポジ型感光材(PAC)」は液晶テレビ用のパネル製造にも多量に使用されるようになり、事業のすそ野が広がりました。
半導体の集積度向上に対応して、より小さな回路を作る微細加工はより短波長のArF液浸露光が使用されるようになり、更なる技術革新によりEUV露光の時代の幕開けが到来しています。今後も当社は半導体の微細化を支えるフォトレジスト材料No1メーカーとして、電子化される未来社会を支えて行きます。

すべては品質につながる

微細化のスピードは年々速まっており、マーケットの要求は品質とともにスピードとコストが求められるようになっています。そこで、私たちは製品の"高品質"だけでなく、開発から販売までのすべての工程での"高品質"化に取り組んでおります。
製品開発、原材料調達・生産工程・分析工程、デリバリー、販売、そしてそれにかかわるすべての人。これら全てを含めて「お客様に提供する価値」と位置づけ、お客様の開発のファーストステージから事業のファイナルステージまで一貫して、この価値をプロアクティブに提供することで、お客様と共に成長する企業を目指します。

感光材製品のマーケット

当社製品は半導体やパネルを通して、液晶および有機ELテレビ、携帯電話、パソコン、LED照明、VRデバイス、自動車、デジタルサイネージ...と非常に広い分野で利用されています。また、今後、次世代通信インフラの整備、電気自動車、自動運転やIoTの更なる普及により、需要が大きく拡大していくことが予想されます。

高純度イオン液体と電解液

東洋合成工業では半導体向けの感光性材料と同様の管理基準のもと、クリーンおよびドライ環境にて、安定して高純度のイオン液体及び電解液の製造を行い、提供しています。
高純度イオン液体及び電解液は、帯電防止用添加剤、反応溶媒、キャパシタ、Liイオン2次電池、燃料電池などのさまざまな用途で応用や新規研究が行われています。