水溶性感光性樹脂

水溶性感光性樹脂 BIOSURFINE®とは

水溶性のBIOSURFINE®は、安全性に優れた水溶性ポリマーに感光基を直接結合させた、新しいタイプの感光材です。BIOSURFINE®には以下のような特長があります。

  • 水溶性の感光材です。
  • 紫外光照射部がゲル化し(光硬化)、簡単に硬化膜(ハイドロゲル)が生成します。
  • 生体物質に対して影響の少ない波長の紫外光(300~400nm)で硬化します。
  • プラスティックやガラスの上に親水化膜が作成できます。
  • 硬化膜は、耐水性・耐有機溶剤性に優れています。
  • 硬化膜は、γ線滅菌が可能です。
  • 硬化膜は、タンパク吸着抑制効果があります。

このような性質を利用して、バイオチップの作製の際に必要な機材の親水化コーティングや、高い生体物質親和性を利用した酵素固定化などの用途が期待されます。

露光による反応のメカニズム

露光により感光基が反応活性種に変化します。この活性種が反応することによって、ポリマー同士の架橋や基材との結合が生成します。

露光による反応のメカニズム

製品パッケージ

製品パッケージ100g 入り、10g 入りの梱包単位があります。
詳しくはお問い合わせください。

親水化コーティング用途

親水化処理手順

下記の手順で表面処理が出来ます。また、未露光部が硬化しないことを利用して、パターンの作製も可能です。

親水化処理手順

タンパク質吸着の比較

BIOSURFINE® で処理した表面と、未処理のPPの表面におけるタンパク質の吸着を比較しました。

免染画像例

免染画像例BIOSURFINE®で処理した領域では
タンパク質の吸着がほとんどみられません。

酵素固定化用途

操作が簡便

BIOSURFINE®と酵素の水溶液を混合し、乾燥膜を露光することで簡便に酵素固定化ができます。

酵素の安定性の向上

BIOSURFINE®でグルコースオキシダーゼを固定化した場合、3ヶ月常温で放置しても60%の酵素活性を維持しています。これは、4℃の水溶液で酵素を保存した場合とほぼ同等の活性です。

酸素活性の経時変化

酵素を電極表面に固定化した例

BIOSURFINE®でグルコースオキシダーゼ1Uを作用極表面に固定化した1つの電極を用いて、グルコース溶液の各濃度における過酸化水素の分解電位における電流を測定しました。すべての濃度において、濃度に応じた過酸化水素の分解による電流が観測されています。

「BIOSURFINE/バイオサーファイン」は東洋合成工業株式会社の登録商標です(商標登録第4957787号)。