中期経営計画

当社は、2023年3月期を初年度とする5ヵ年の中期経営計画「Beyond500」を策定しました。

売上高500億円の達成にむけた5ヵ年計画

1. 経営理念

東洋合成工業は、人類の文明の成長を支えるため、人財・創造性・科学技術を核として、事業を行い、その寄与度を高めるためにも成長する。

2. 中期経営計画「Beyond500」のコンセプト

今後、さらなる需要拡大が見込まれる電子材料分野において、当社の長年培ってきた高純度合成、精製技術にさらに磨きをかけ、顧客品質を満たす安定供給体制を強化し、人・組織・事業の成長を果たし、世界 No.1 ダントツ企業として持続可能な脱炭素社会の実現に貢献する。

コンセプトの背景

今後、持続可能な脱炭素社会の実現には、あらゆるデバイスの最適運用が必須とされ、リアルタイムネットワークの大容量化、AI の活用も企図され、電子デバイスや半導体が未来の社会インフラを担うと期待されています。特に半導体分野では今後 10 年で 2 倍以上の市場成長が予測され、世界各国ではすでに戦略的投資競争が加速し、より高性能な電子デバイスの実現に向け多くの機能性材料の供給拡大が望まれています。当社ではその実現に向け、長年培ってきた高純度合成、精製技術にさらに磨きをかけ、急増する需要と顧客品質を満たす安定供給体制を強化し、人・組織・事業の成長の三立を目指してまいります。

3. 中期経営計画のビジョン

顧客課題、技術課題一つ一つを真摯に捉え、独創的な視点で解決し、世界No.1ダントツの超高品質と生産性向上の両立により、未来を創る。

4. 2027年3月期の数値計画

2027年3月期計画

  • 売上高:500億円以上
  • 営業利益:80億円以上(16%以上)
  • 設備投資額:300億円(中期経営計画期間累計)

5. 全社戦略

⼈材育成

  • 長期の継続的な事業拡大に向け、充実した仕事環境と人材育成環境への投資と実現。
  • タイムリーかつ自律的に意思決定できる組織機能の整備。
  • グローバルに事業を牽引する次世代リーダーの育成。

技術戦略の強化

  • 顧客品質と生産性の両立を狙った、研究開発と製造技術の強化と連携。
  • 世界随一の高純度製造技術や工程管理のDXによるリアルタイム見える化と、その活用による生産性の向上。
  • 次世代技術の探究/要素技術開発新事業推進体制の充実。

経営基盤の強化

  • 高機能材料のサプライチェーンを⽀える安全技術⼒の向上。
  • 機動的な設備投資を実現する財務体質の強化。
  • 環境配慮型エネルギーマネジメントの実現とCO2原単位の削減。
  • 地域貢献と多様性を尊重するマネジメントの実現。

6. 事業戦略

感光材セグメントの⽣産能⼒拡⼤

  • 顧客品質の実現に向け研究開発力を強化し、電⼦材料の技術⾰新に貢献する。
  • 先端半導体を⽀える超⾼純度合成と⽣産性向上の両⽴。
  • 拡大する需要を満たす充分な生産能力増強投資。

化成品セグメントの事業強化

  • 先端半導体向け超⾼純度溶剤の品質・開発・安定供給体制の強化。
  • 化学専業タンクターミナルの⾃動化促進と更なる顧客満足度向上。

事業連携の強化

  • 不安定化するサプライチェーンに対し、タンクターミナル事業・超高純度精製能力・高純度合成力の連携を強化し、機能性化学品の安定供給とサプライチェーン高付加価値化を実現。

2022年5月11日

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