TOYO GOSEI 東洋合成工業株式会社


CSR活動


社長メッセージ
Top Message

社長メッセージ

独創的な技術で素材にイノベーションを起こし、
人類文明の成長に貢献します

私たち東洋合成工業は、1954年の創業から63年間、医薬品用化学製品の製造・精製からはじまり、独創的な視点からの研究開発を生命線として、さまざまな製品や技術をお届けしています。現在では、世界各国で特許を取得するなど、トップクラスの実績を持つ化学メーカーとなり、輸出先は世界26カ国におよび、海外売上高比率も36%に達しています。

2016年、世界経済は米国の新政権の動向や欧州の政治情勢不安、中国・新興国の停滞など不確実な要素が多く、当社も上期は急速な円高に苦戦しました。しかし、下期以降、アメリカを中心とした景気回復や電子材料分野における中国の投資が加速したほか、半導体・液晶工場で新世代製品の生産が増加しはじめたこととが寄与し、急速に回復させることができました。化学業界においては、当社が取り組んできた機能性化学品、香料、半導体、そして、フラットパネルディスプレイ、ケミカルロジスティクスの領域で、性能の進化が顕著化しています。これまで当社は、お客様の要求品質基準に対して、高い品質を提供しており、一部で過剰スペックとさえ評価されてきました。しかし、昨今、半導体の性能が限界値に近づき、スマートフォンをはじめ、より高精細な製品が求められるようになったことで、今まで蓄積してきた品質面での優位性がお客様の必須スペックになり、更なる競争力が発揮できる環境になってきています。今後は、この品質の優位性を保つことはもちろん、独自技術による製品・サービスの提案を増やし、お客様にとって必須なサプライヤーであるという認識をより高めていただき、信頼を深めていきたいと考えています。

多様化、複雑化する世界と、
社会に対して企業が果たすべき役割

事業を進めていくうえで、企業に求められる社会的責任は間違いなく拡大しています。国際社会やステークホルダーの視点からも、SDGsの重要性やパリ協定、ESG投資など、取り組むべきCSR課題は非常に多岐にわたると考えています。

私たちの経営理念「人類文明の成長を支えるため、人材・創造性・科学技術を核として、事業を行い、その寄与度を高めるためにも成長する」には、戦後の資源が乏しかった日本において、付加価値を創造するという創業の精神が込められています。技術や製品で世界の人々の役に立ち、人類の豊かさに貢献すること、人々が未来に夢を持って幸せに働ける環境をつくること、事業を通して世界の発展に寄与することなどを目的としたこの理念は、60年以上経った現在も変わることなく、当社のCSRの基盤となっています。当社は、この考えを基にCSRを推進するうえで、「安全の確保と環境への配慮」「日本の成長の一翼を担う素材産業としての責任」「人々の生活を支え、未来をつくる責任」の3点を重要課題と捉え、取り組みを進めています。

まず、「安全と環境」については、化学メーカーとして最も重要であると認識しています。従業員、協力会社の皆様、地域住民の皆様をはじめ、関連するすべての人の安全を最優先し、さらに化学物質の環境への影響については、そこが脅かされれば自分たちの存在意義が脅かされると同義であるという考えから、万全の安全対策を行っています。

次に、「素材産業としての責任」については、社会全体で求められている素材開発自体をイノベーションの起動力にするという期待に対し、製品と技術力でお応えしていくということです。産業革命以降、人間はエネルギーを自由に手に入れられるようになりましたが、それを分子レベルで高性能化しようというのが現代のテーマです。大容量で軽い記憶媒体、各種デバイスの軽量化、長持ちする電池、より綺麗な表示デバイスなど、全てがミクロな領域のコントロールによって高性能化を志向しており、こういった分野のイノベーションを実現することが、省エネルギーで調和のとれた持続可能な社会を実現するための素材産業の重要な役割だと考えています。

もうひとつは、「人々の生活を支え、未来をつくる責任」についてです。地球の成長の限界の観点から言えば、食糧危機や水資源の問題、地球の人類の許容限界といった課題に解答を出していくのは、バイオテクノロジーや生化学、あるいはベースとなるケミカルリアクションであり、当社の事業は現代文明の課題解決への寄与が大きいと考えています。

すべてのパートナーと信頼関係を築き、
CSRを推進する

企業のあるべき姿は、社会の役に立ち、人から感謝され、従業員のやりたいことと合わせ、それらの対価としてお金をいただくことです。ただし、夢や希望を実現するためには、能力開発が絶対に必要です。そして、私たちが志向するイノベーションを起こせる人材を育てるためには、適切な人事制度や教育システムが重要になります。当社では、少子化で人材の採用も難しくなるなか、これから何十年も活躍していただく人材を確保するために、昨年、評価を中心とした大きな人事制度改革を行いました。また、グローバル化が進む社会では、ダイバーシティは極めて重要です。現在でも、国籍、性別、年齢は一切問いませんが、今の人員構成は必ずしもそうはなっておりません。それは採用条件や働かれる方々の志向による側面も多く、さまざまな施策によって解決し、完全なるダイバーシティを目指します。

私たちは、多くのステークホルダーの皆様に支えられています。お客様、地域社会の皆様、従業員のご家族、投資家の皆様、金融機関など、本当に皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。負託を受けているという認識で事業を行い、皆様に貢献するために存在する会社でありたいと考えています。

2017年11月

東洋合成工業株式会社 代表取締役社長
木村 有仁


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