東洋合成工業の事業とサステナビリティ

東洋合成工業の経営理念には、戦後の資源の乏しい日本において、科学技術の発展を通じて付加価値を創造し続けるという創業の精神が込められ、この理念が当社のCSR 活動の基盤となっています。また、東洋合成工業は、事業活動を通じて、SDGs の達成に貢献していくことを目指しています。

経営理念

東洋合成工業は、人類の文明の成長を支えるため、人財・創造性・科学技術を核として、事業を行い、その寄与度を高めるためにも成長する。

経営方針

  1. 安全操業を最優先し、従業員、協力会社社員、地域住民など関係者の安心できる操業環境を確保する。
  2. 法令や社内ルールを遵守するとともに、誠実かつ公正な企業活動を行う。
  3. 世界最高のマイクロストラクチャー構造材料を国際社会に提供する。
  4. 常に新製品、新プロセス、新サービスを開発する。
  5. 生産技術の高度化を推進し、新プロセスを開発、安定品質で市場競争を勝ち抜く。
  6. 国内外隔たりなく企業活動を展開し、日本を代表するグローバル企業となる。
  7. 全社をあげて、常に能力開発に努め、個人の能力の向上を通じて創造性を発揮し、社会に貢献する。

行動指針

安全最優先:1. 常に安全を最優先します

-私たちは、社員、取引先、地域社会の安全・安心・信頼を確保します。

法令遵守:2. 常に公正な行動をします

-私たちは、法令および社内ルールを遵守し、誠実かつ公正に行動します。

価値創造:3. 新たな発想で価値創造にチャレンジします

-私たちは、新たな発想で顧客価値の高い開発・サービス、生産性向上にチャレンジします。

課題解決:4. 現場・現物・現実に基づいて課題を解決します

-私たちは、本質的な課題を見極め、現場・現物・現実に基づいて、チームで科学的に解決します。

個人とチームの成長:5. 個人とチームが共に成長します

-私たちは、広く社会に目を向け、知識・経験・成果を分かち合い、個人とチームが共に成長します。

お客様の信頼:6. お客様の感動を創り出し信頼を勝ち取ります

-私たちは、お客様へ、製品・サービスを通して、感動を創り出し、信頼を勝ち取ります。

人権方針

東洋合成工業では、人が生まれながらにして持つ人間らしく生きる権利を尊重することは社会的責任の中核をなすものであり、人権尊重を全ての事業活動の基盤となる重要なものであると据え、経営方針および行動指針に基づく人権に関する最上位の方針として、「東洋合成工業株式会社 人権方針」を制定いたしました。当社の事業活動は、ステークホルダーの方々との信頼関係の上に成り立っているものであることから、全ての役員および社員(正社員、契約社員、パートタイマー、派遣社員を含む全従業員)が遵守し、これからも当社の操業や商品、サービスに関係する全ての協力会社やお客様、サプライヤー、取引先などのビジネスパートナーの人権に対する責任を果たすため、期待に応える事業活動を行ってまいります。

1.位置付け

本方針は、東洋合成工業株式会社(以下「東洋合成工業」という)における経営理念、経営方針および行動指針に基づく人権に関する最上位の方針として、全ての事業活動における基盤とします。

2.基本的な考え方・姿勢

東洋合成工業は、人権尊重が全ての事業活動の基盤となる重要なものであるとの認識から、人を大切し、「国際人権章典」および国際労働機関(ILO)の「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」といった人権に関する国際規範を支持します。
そして、国際連合の「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づいて人権尊重の取組みを推進し、従業員や協力会社社員、地域住民などの東洋合成工業に関連するステークホルダーに対し、人権に対する責任を果たすとともに、対話を継続的に行います。

3.適用範囲

本方針は、東洋合成工業の人権尊重の取組みについての約束を示すものであり、全ての役員および社員(正社員、契約社員、パートタイマー、派遣社員を含む全従業員)に適用します。
また、東洋合成工業の操業や商品、サービスに関係する全ての協力会社やお客様、サプライヤー、取引先などのビジネスパートナーの皆様にも、本方針を理解し、支持していただくことを期待します。

4.法令遵守

東洋合成工業は、事業活動を行う国、地域で適用される法令を遵守します。
なお、各国の法令と国際的に認められた人権との間に矛盾がある場合には、人権に関する国際規範を可能な限り最大限尊重するための方法を追及します。

5.人権尊重

東洋合成工業は、多様性を尊重します。
性別、性的指向、性自認、年齢、民族、国籍、人種、言語、宗教、思想、信条、社会的身分、門地、出身地、財産、身体的特徴、疾病、障がいの有無などによる差別やあらゆるハラスメントを行わず、多様な人材がイキイキと活躍、成長できる、安心・安全な職場環境を実現します。
また、結社の自由および団体交渉権を尊重し、あらゆる形態の強制労働、児童労働を行いません。

6.人権尊重の取組み

東洋合成工業は、人権尊重やダイバーシティを推進することで、人材の価値を最大限に引き出し、持続的な企業価値向上を目指します。
また、事業活動において人権に対する負の影響を引き起こし、もしくは負の影響を助長したことが明らかになった場合には、適切な手続きを通じてその救済や是正を行い、再発防止に取組みます。

7.教育

東洋合成工業は、本方針が全ての事業活動に組み込まれ、効果的に実行されるよう、全ての役員および社員に対し、適切な教育を行います。

8.情報開示

東洋合成工業は、本方針に基づく人権尊重の取組みについて、適切な情報開示を行います。

本方針は、2024年1月30日の取締役会によって承認されています。

制定日 2024年2月1日
東洋合成工業株式会社
代表取締役社長 木村 有仁

社名にこめられた思い


TOYO GOSEI 東洋合成工業株式会社

「化学合成技術を礎に、アジアからグローバルに貢献する事業を立ち上げたい」

戦後復興期にあった日本は資源に乏しいものの、貿易立国であったことを活かして付加価値を創造できる産業を興そうと、科学技術立国としての発展を目指していました。「東洋合成工業」という社名は、創業から7年後の1961年、事業拡大とともに、それまでの「日本アセチレン化学工業株式会社」から変更された社名です。「合成」とは、「A」と「B」という、比較的簡単な化合物から化学反応により、さらに複雑な化合物「C」をつくることを言い、現在の社名には、科学的な合成技術で新たな価値を創造し、アジアの雄を目指して世界に貢献したいという思いが込められています。以来、東洋合成工業は、半世紀以上にわたり、独創的な視点で、新たな価値を創造する企業としてグローバルに発展し続けています。

CSR体系図

ステークホルダーとともに、事業を通じて社会に貢献する

新しい価値の創造に向けた化学工業に対する期待は、世の中で高まっています。
その実現のために私たちは、安全操業を第一として、 研究開発、品質管理、事業継続性などを重視した事業運営を行い、 新たな発想から価値を創造することで人類文明の持続可能な発展に向けて貢献していきたいと考えています。
私たちは、人財、創造性、科学技術を核として、未来社会の創造に経営理念の実現を通して貢献していきます。

また、東洋合成工業は、事業活動を通じて、SDGs の達成に貢献していくことを目指しています。

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