TOYO GOSEI 東洋合成工業株式会社


言葉辞典


50音順(あいうえお順)

50音順(あいうえお順)

「あ」行

語句英語表記意味
アジド系感光基 アジド基(-N3)を持つ化合物で、感光材としては通常芳香核にアジド基が付いている。芳香核に付いたアジド基は紫外線の照射により分解し、反応性の高いナイトレンとなり、ポリマーを架橋させる。ネガ型の感光材として使用される。
アセタールAcetalアセタールは(R1-C(OR')(OR')-R2)で表されるエーテルの一種で、アルデヒドもしくはケトンに酸触媒下でアルコールを反応させると得られる。
アルデヒドAldehydeアルデヒド基(ホルミル基、formyl) (-CHO) を持つ有機化合物の総称。一般式R-CHO で表される。水素結合を作らないために、アルコールに比べて極性溶媒に溶けにくいが、極性があるため水によく溶ける。
イオン液体Ionic Liquids塩化ナトリウム(食塩)のような、陽イオンと陰イオンの組み合わせからなる化合物でありながら、室温付近で液体として存在する化合物の総称。イミダゾリウム、ピリジニウムなどのアンモニウム系の陽イオンとフッ素を含む陰イオンからなるものが多く知られている。
エーテルEtherエーテルは、化学式:R-O-R'(R, R'はアルキル基または芳香族基、Oは酸素)で表される有機化合物である。また、-O-をエーテル結合という。単にエーテルといった場合、ジエチルエーテルを指す。
液浸ArF露光ArF Immersion Lithography投影露光装置の投影レンズとウェハーの間に、液体を満たして露光する技術。空気(屈折率:1.0)より高い屈折率を持つ液体を用いることにより、高い解像度が得られる。現在は、ArFエキシマーレーザを光源とし、液体として水(屈折率:1.44)の使用が検討されている。また、水より屈折率の高い液体の使用も検討され始めている。液浸露光技術は、同じ光源であるArFを使って、65ナノメートルよりもさらに高解像度な半導体加工技術を実現しようというもの。
エステルEsterカルボン酸やスルホン酸などのオキソ酸とフェノールやアルコールが脱水縮合してできた化合物。レジストに使用されえるPACは多価フェノールとナフトキノンジアジドスルホン酸とのエステルである。
エッチングEtching化学薬品などにより、金属などの材料を溶かし加工すること。エッチングの手法としては、弗酸などの液体を使用するウェットエッチングと四フッ化炭素などのガスを使用するドライエッチングがある。

「か」行

語句英語表記意味
化学増幅型レジストChemical Amplification Resist1980年にIBMの伊藤洋らが開発したレジスト。露光により化学的な活性種を発生させ、これを触媒としてレジスト膜中で連鎖反応を起こさせる。触媒反応を利用するので、飛躍的な感度増大が達成される。活性種としては、酸が広く用いられている。
可視光線Visible Rays電磁波のうち、人間の目で見える波長の光のこと。可視光線に相当する電磁波の波長は、おおよそ短波長側が360 nm~400 nm、長波長側が760 nm~830 nmである。可視光線は、太陽やそのほか様々な照明から発せられる。通常は、様々な波長の可視光線が混ざった状態であり、この場合、光は白に近い色に見える。プリズムなどを用いて、可視光線をその波長によって分離してみると、それぞれの波長の可視光線が、人間の目には異なった色を持った光として認識されることがわかる。
極性溶媒Polar Solvent有極性の分子からなる溶媒。高い誘電率をもち、電解質並びに有極性物質を良く溶かす。具体的には、無機塩(たとえば食塩)や糖類(たとえばショ糖)である。
クリーンブースClean Booth空気中に浮遊している目に見えないゴミをフィルターにより取り除いた清浄な空気で満たされた間仕切りされた空間。
ケトンKetoneケトンは(R-CO-R'(R, R'はアルキル基))で表される有機化合物で、RまたはR'が水素原子であるとき、アルデヒドという。また、環状不飽和炭化水素のパラ位がカルボニル基になっているものをキノンと呼ぶ。
ゲル化Gelationゲルが生成すること。水と共にゲル化するハイドロゲル化と、有機溶媒と共にゲル化するオルガノゲル化がある。特にネガ型の水溶性感光材が光硬化によりハイドロゲル化した表面は、生体適合性が高い。
コンタミネーションContamination化学物質の混入をいう。化学実験では様々な試薬や器具を用いるが、試薬の純度が低かったり、器具をよく洗浄していなかったりするとコンタミネーションが生じる。

「さ」行

語句英語表記意味
再生医療Regenerative Medicine機能の低下した臓器・組織を再生することで根治を目指す技術。一般的に体外で細胞培養し、機能を有した状態で移植する。一例として骨細胞を整形したアパタイト上で培養し、移植することで骨癌などの治療に用いる。
細胞アレイCell arrayたんぱく質、遺伝子の機能について細胞を使って調べるもので、遺伝子導入アレイ、プロテインアレイ、細胞間相互作用アレイがある。
酸素酸化Oxygen Oxidationある反応で生成物に新たに酸素あるいは酸素官能基が導入される場合のことをいう。酸素酸化には触媒などを使用して反応を促進させることが多い。
脂肪酸Fatty Acid脂肪酸 (しぼうさん) とは、長鎖炭化水素の1価のカルボン酸である。グリセリンをエステル化して油脂を構成する。
蒸留塔Column Still蒸留塔(じょうりゅうとう)とは、蒸留に使用される塔状の装置のことである。実験室で使用される高さ10 cm、直径2 cm程度のものから、工業用で使用される高さ100 m、直径10 mもある巨大なものまで様々な大きさのものが存在する。
シリカゲルSilica Gelシリカゲルとはメタケイ酸ナトリウム(Na2SiO3)の水溶液を放置しておくと酸成分の加水分解によりケイ酸ゲルとなるが、これを脱水乾燥したものがシリカゲルである。
水溶性感光材Water-Soluble Photosensitive Material水に溶解し、水を溶媒とした感光材。通常は、ネガ型感光材で、水で現像することもできる。有機溶媒を使用しないので、環境にやさしい感光材である。
スクリーニングScreening種々の条件を変えて、系統的に試験をすること。特に新規薬物候補物質の物性や効果、さらには代謝活性や毒性の試験などで用いられるものが著名。
ストレージメディアStorage Media記憶媒体。例えば、ハードディスク、DVD、CD等が挙げられる。
スフェロイド(細胞塊)Spheroid通常の培養で得られる単層の状態と異なり、3次元的に細胞が塊状になったもの。培養時の機能の変化(通常は低下)がおきず、生体内での細胞の機能が維持されることが特徴。初代肝細胞でのスフェロイドがよく知られている。
スループットThroughput処理能力。単位時間当たりに処理できる能力を示し、工業的にはスループットが高いと高い生産性が得られる。
生体適合性ポリマーBiocompatible Polymer生体あるいはその構成要素に対して、適合する機能をもつポリマー

「た」行

語句英語表記意味
第一石油類 ・性質
 ・1気圧において引火点が21度未満
 ・水より軽い
 ・蒸気は空気より重い
 ・燃焼範囲の「下限値」が低い
 ・不良導体=静電気が発生しやすい
・火災予防方法
 ・火気厳禁、換気、密閉、冷蔵
・消火方法
 ・窒息消火
 ・水溶性の物は耐アルコール泡を使用
代謝活性(ADME)Absorption, Distribution, Metabolism, Excreation化合物が体内にどのような吸収、分布、代謝、排泄のパスを通るか調べるテスト。薬物の開発に必須のテストであり、通常実験動物を用いて検討する。in vitroで薬理活性が高くても、体内で毒性の高い物質に代謝されるような化合物は薬として承認されないなど非常に重要である。
多価フェノールPolyphenol1分子中に、ベンゼンなど芳香族炭化水素の2個以上のHがOHに置換したもの、タンニン、カテコールなど植物界に広く存在する。ノボラック樹脂との組み合わせでポジ型レジストに使用されるPACはこの多価フェノールとナフトキノンジアジドスルホン酸とのエステルである。PACに用いられる代表的多価フェノールとしてはテトラヒドロキシベンゾフェノンがある。
脱水素(酸化)Dehydrogenating対象とする物質が電子を失う化学反応のこと。具体的には、物質に酸素が化合する反応、あるいは、物質が水素を奪われる反応などが相当する。
低ハロゲンLow halogen含有するハロゲン化物イオン(F-、Cl-、Br-、I-)が少ないこと。ハロゲン化物イオンは電極等の劣化原因となるため、電解液では特に少ないことが求められている。
電解液Electrolyte単体では電気を通さない水や有機溶媒に、塩などの電解質を溶解させて導電性を与えた溶液。電解質溶液ともいう。主に電池やコンデンサの内部液や、電気メッキ液に用いられる。
電解質Electrolyte溶媒中に溶解した際に、陽イオンと陰イオンに電離する物質。
電気二重層キャパシタElectric Double-Layer Capacitor電解液に浸した電極表面近傍に、電気二重層と呼ばれる蓄電層を形成することを原理とした蓄電デバイス。化学反応を伴う電池とは異なる原理のため、高出力、高耐性の特徴がある。
電子線Electron Beam電子線とは電子を高電圧で加速し、非常に大きなエネルギーを与えた電子の流れのことをいう。電子線の性質を利用し、電子顕微鏡や非加熱殺菌などに利用されている。電子線を用いたリソグラフィーでは10 nm以下の高い解像度が得られるが、スループットが低い。

「な」行

語句英語表記意味
ナフトキノンジアジド化合物Naphthoquinone-Diazido Compoundナフトキノンジアジド化合物は露光により、インデンカルボン酸という化合物になりアルカリに溶けるようになる。レジストに用いられるナフトキノンジアジド化合物はPAC(Photo Active Compound)とよばれ、通常ナフトキノンジアジドスルホン酸と多価フェノールのエステルである。PACはノボラック樹脂との組み合わせでポジ型レジストとして、半導体加工、液晶ディスプレイの加工などに広く使用されている。
日本海事検定協会 第三者検定機関として海事鑑定業及び国際流通貨物関連の検定業を通じ、国際貿易、海運、港湾事業等の発展等の公益を増進することを目的に活動している社団法人。
ネガ型感光材Negative-type Photosensitive Material露光された部分のレジストが現像液に溶解しなくなり、露光されなかった部分が現像液で溶解除去され、基板上に露光部のレジストパターンが残る感光材。

「は」行

語句英語表記意味
バイオセンサーBiosenser生体起源の分子認識機構を利用した化学センサーの総称。化学ポテンシャル、熱あるいは光学的な変化を信号変換器で電気信号に変換する装置である。
バイオチップBiochipDNAやタンパク質など生体由来のプローブを基材表面に固定化し、特定の物質・機能を検出するチップ。多くは、微細な領域にプローブを固定化し、分光あるいは電気的に検出するものが多い。現在DNAチップが有名であるが、今後タンパク質チップや糖鎖チップ、細胞チップ(アレイ)技術の進展が期待されている。
ハイドロゲルHydro Gel多量の水分を含む含水ゲルをハイドロゲルという。
廃溶剤Waste Solvent使用済み溶剤のことをいう。
半導体集積回路Semiconductor Integrated Circuitトランジスタ、抵抗、コンデンサ、ダイオードなどの素子を半導体基板の上に作りこみ、各種の機能を持たせた電子回路。1959年に考案され、現在ではパソコンなどの様々な機器に組み込まれている。
光学部材Optical Element光学用途で使用される部材。レンズ、偏光板等を指す。
光硬化Photo-hardening光エネルギーの作用で液状から固体に変化させること。硬化作用の光としては紫外線が一般的に広く用いられている。
光固定化法 生体分子をネガ型の感光材を用いて光で固定化する方法。バイオチップの利用において今後様々な生体分子の固定化が必要となる。本方法はバイオチップのハードウェア技術の基盤となることが期待できる。
光酸発生剤Photo Acid Generator光の照射により酸を発生する化合物。イオン型と非イオン型に大別できる。イオン型はスルホニウムやヨードニウムなどのオニウム塩、非イオン型はトリハロメチルトリアジン化合物などの有機ハロゲン化合物、ニトロベンジルエステル、ジアゾスルホン、オキシムスルホネート、N-スルホニルオキシイミドなど挙げることができる。光酸発生剤は化学増幅型レジストだけでなく、エポキシ樹脂の光硬化や光カチオン重合の開始剤などにも用いられる。
光リソグラフィーOptical Lithography光を用いてパターンを転写するリソグラフィー技術。
非極性溶媒Non-Polar Solvent液体の無極性化合物。誘電率が小さく溶媒構成分子の双極子モーメントがゼロまたは小さな値をもつ溶媒。油や蝋など極性が小さいものはヘキサンのような非極性溶媒にしか溶けない。例えば、ベンゼン、ヘキサン、シクロヘキサン、四塩化炭素、二硫化炭素など。
ビスアジト化合物Bisazide Compoundアジド基(-N3)を2つ持つ化合物で、感光材としては通常芳香核にアジド基が付いている。芳香核に付いたアジド基は紫外線の照射により分解し、反応性の高いナイトレンとなり、ポリマーを架橋させる。ネガ型の感光材として使用される。
非特異吸着Non-Specific Adsorption基板などの界面に、系に存在する物質が選択性無く吸着すること。特にタンパク質などの生体分子や細胞が、非特異吸着を起こすことで炎症など望ましくない現象がおきることが多いため、バイオ分野での界面の非特異吸着抑制は大きな課題となっている。
広電位窓Wide electrochemical-window広い電圧範囲で変化せず安定な性質。
不揮発性Nonvolatility蒸発しない性質。低圧力下でも液量減少の心配が少ない。また、蒸気がほとんど発生しないため、通常の有機溶媒では蒸気が可燃性であるのと比べて、不燃性となる。
フレーバーFlavor食品の香り、味、食感など口に入れた時に生じる感覚をまとめて指す用語である。
フレグランスFragrance化粧品や洗剤など食品以外に使用される香料のこと。
プロテインチップProtein Chip特定の機能を持ったタンパク質を基板上に配列した素子。DNAに含まれる遺伝情報を解析することにより、目の色が黒色になるか青色になるか?血液は何型か?病気になりやすいかどうか?などの生体が先天的にもつ情報が分かる。
ポジ型感光材Positive-type Photosensitive Material露光された部分のレジストが、現像液で溶解除去され、基板上に未露光部のレジストパターンが残る感光材。
ポリビニルアルコールPoly(Vinyl Alcohol): PVA合成樹脂の一種で、親水性が非常に強く、温水に可溶という特徴をもつ。別名 ポバール.接着剤や、バインダー(いわゆる「つなぎ」)として利用されるほか、その強い親水性を生かして、界面活性剤としても利用される。可溶性のバインダーとしての身近な例では、シート状の洗濯機用洗剤が市販されている。(シート状に固める際のつなぎとして使用されている)
ポリマーPolymer複数の単量体が重合する(鎖状や網状になる)ことによってできた化合物のこと。モノマー(単量体)と呼ばれる構成ユニットは、通常、鎖状又は網目状にいくつも反応(重合反応と言います)して、ポリマー(重合体)と呼ばれる長大分子を形成する。
電車で例えると、モノマーとは、1つの「車両」を意味しており、ポリマーとは、車両がいくつも連なった「電車」を意味する。Polymer(高分子、重合体)。ポリとは「多数」を意味する接頭語で、マーとは高分子化合物の1個の分子を形成する繰返し単位のこと。したがってポリマーとは多数の繰返し単位からなるものを意味し、重合体のことである。数多く繰り返された非常に大きな分子量を持つ重合体を高分子という。普通取り扱う高分子は分子量1万から数百万程度のものが多い。高分子の集合体が高分子化合物または高分子物質である。これを一般的にプラスチックという。

「ま」行

語句英語表記意味
前臨床試験Preclinical Study新薬候補物質の物理・化学的性質を把握し、動物を用いた生物学的試験(薬効薬理試験、毒性試験、薬物動態試験等)を行って有効性と安全性を評価する試験。
マスクMaskリソグラフィー技術に使用される原版を(フォト)マスクと呼ぶ。ガラス上にナノメートル精度で回路パターンを作製したもの。
モールドMold型。ナノインプリントでは、モールド以外に、テンプレート、金型、原版などと呼ばれる。

「や」行

語句英語表記意味
有機溶剤Organic Solventある物質を溶かし込んで溶体を作りうる液体を溶媒といい、これを工業的には溶剤(ソルベント)という。有機溶剤とは『他の物質を溶解する用途に用いられる、常温で液体の有機化合物』ということができる。

「ら」行

語句英語表記意味
リソグラフィーLithography半導体素子等の製造工程で利用されている回路転写技術。マスクに描かれた素子パターンなどを、紫外線などを用いてウエハー上に露光転写する工程。極めて高精度に素子パターンを形成でき、半導体、LCD製造には不可欠。代表的なリソグラフィーとして、電子線、光(X線、紫外線、可視光)、イオンビーム、インプリントが挙げられる。
リチウムイオン二次電池Lithium ion batteryリチウムイオンを電解質に用いている二次電池。電池のうち1回で使い捨てのものを一次電池、再充電して繰り返し使用できるものを二次電池という。軽量、大容量、高電圧の特徴から、主に携帯電話などモバイル用途に多く使われている。
理論段数Number of Theoretical Plates理論段数(りろんだんすう)とは、2相間での物質の分配比の差を利用して物質の分離を行う装置の性能を表す指標である。その装置と同じ分離の程度を達成するために、その装置と運転条件が同じ理想的なバッチ式の分離装置を何段重ねる必要があるかで表す。理論段数が大きい装置、運転条件ほど分離の性能は高い。
露光波長Radiation Wavelength Exposedレジストや感光材を露光する波長はX線(波長0.1Å)から赤外線(700 nm)まで利用されている。感光材により露光波長の範囲が決まる。

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