多様な人材の活躍(ダイバーシティ)

ダイバーシティ



東洋合成工業は、会社の規模が拡大する中で全国から新しい仲間が加わり、以前よりも多様な人材構成となってきています。このようなさまざまなバックグランドをもつそれぞれの皆さんの違いを尊重して受け入れ、その「違い」を積極的に活かすことで、会社の活性化、成長性へとつなげていくことを目指しています。各自の身近なところから、違いを尊重することで全従業員が働きやすくなる職場を目指しています。

施策・取り組み内容

多様性への理解の促進

ダイバーシティの推進のためには、当社のダイバーシティの現状を理解する必要があることから、全社員を対象に多様性の理解度、問題点、活動の要望等を調査するアンケートを実施しました。この結果、各自がダイバーシティ の理解を通じて会社で働きやすくなり、幸福度が上がること、それには上司の理解が重要であるとの結果が示されました。この結果に基づき、男性育休・子育て経験者座談会と管理職向けのダイバーシティ研修を実施しました。管理職向けのダイバーシティ研修では、各拠点で全管理職が参加し、全社アンケート結果への討議や『男性社員から育休を申請されたら』というケーススタディを実施しました。研修後のアンケートでは「一般職の社員の意見と自分の考えにギャップがあったことを認識できた」「育児・介護などを相談された時の心構えができた」などの声が挙がりました。またイントラネット上にダイバーシティページを設置し、社員向けの情報発信も行っています。

女性活躍推進と人事制度の充実化

活動の柱の一つとして、8拠点でさまざまな仕事をしている女性社員の活躍の推進があります。現在、当社の女性管理職の割合は、全管理職中8.9 %です。平均年齢の若い当社の女性社員の多くが、今後人生のライフイベントを迎えながら監督職、管理職へ成長していけるように環境整備を進めています。一つの施策として、2022年度には人材総務部とともに育児時間取得年齢をこれまでの3歳から小学校3年生までの引き上げを実現できました。また、国の制度に対応したパパ育休制度の施行を開始しました。今後もすべての社員が子育てや介護のある生活と仕事を両立しながらイキイキと働ける職場環境づくりを目指し、積極的な活動を行ってまいります。

取締役
ダイバーシティ推進担当役員
感光材事業部 事業部長
平澤 聡美
当社は、コロナ禍で世界環境が変化するなか、会社が急成長し、社員数は1000人にも迫る勢いです。事業の成長に伴い、積極的に全国から人材を採用しています。この結果、さまざまな文化や背景、専門性を持った皆さんが集まるようになったことに加えて、働き方も多様になり、各職場でのダイバーシティの理解は急務です。特に管理職、監督職の皆さんの果たす役割は大きく、直面する課題を解決できるよう、研修を行いながら共に取り組んでいきます。他の化学メーカーの方々とも、ダイバーシティについて取り組みの 共有や、意見交換を実施しました。当社の今後の取り組みも積極的に考えていきます。男性、女性、若手、シニア問わず人材の多様化に理解と尊重ができる文化の醸成と、働きやすさと働きがいを両立しやすい環境づくりに取り組みたいと思います。

ダイバーシティの取組み

障がいをお持ちの方が活躍する職場づくり

ダイバーシティ推進活動の一環として、障がいをお持ちの方にも活躍いただける職場づくりに取り組んでいます。
2019年から千葉県内の「わーくはぴねす農園」の2拠点に農園を設け、12名の社員に水耕栽培により新鮮で美味しいお野菜を作っていただいています。取れたての野菜は、当社各拠点の社員で分け合っています。

育児介護・休業制度

kurumin.jpg当社では、社員の育児・介護をサポートする制度を導入しています。育児休業は、最大2歳になるまでの期間を取得できる制度としています。また、男性の育児参加を促進するため育児休業取得を推進しており、2022年度の男性育休取得率は21%となっています。今後も、より柔軟な対応を推進していきたいと考えています。

ダイバーシティアンケート

全社員を対象にダイバーシティに関するアンケートを実施しました。この結果、ダイバーシティ活動には育児や介護への支援を希望される声が多く、そのためには、周りの理解度、特に上司の理解度が重要だとの声が上がりました。この結果から管理職実施研修を実施しました。今後も意識調査を継続してまいります。

GLTD(団体長期障害所得補償保険)

安心して働いていただける環境づくりの一環として、万が一業務上就業が困難になった場合に所得補塡するGLTD(団体長期障害所得補償保険)を導入しています。約50%の社員が買い増しオプションを行使するなど活用いただいています。

日経WOMAN ウーマンオブザイヤー2022(後援:内閣府)
取締役 感光材事業部長の平澤聡美が理系の新ロールモデル賞を受賞

女性のキャリアとライフスタイルを支援する月刊誌「日経WOMAN」により、取締役 感光材事業部長の平澤聡美が「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2022」理系の新ロールモデル賞に選ばれ、2021年11月27日に六本木ミッドタウンで表彰式とトークセッションが行われました。

ニュースリリース
日経WOMAN ウーマンオブザイヤー2022
取締役 感光材事業部長の平澤聡美が理系の新ロールモデル賞を受賞